日本ではコーヒーの木の栽培ができないので、
コーヒーの赤い実がどんな工程を経て
おいしい一杯のコーヒーになるかを知っている人は,ほとんどいないかもしれません。
摘んだばかりの赤い実を、焙煎する前のコーヒー生豆にするまでには、
洗浄、発酵、乾燥、脱穀、選別など、面倒なプロセスがあります。
でも、そのプロセスを一つずつていねいに経ていかないと、
おいしいコーヒーはできません。
このツアーでは、収獲と加工から、焙煎、テイスティング(カッピング)まで、
1泊2日で、そのすべての工程を体験できます!
1日目:コーヒー栽培農家と一緒に収穫と収穫後の加工作業
2日目:コーヒー専門家とともに乾燥したコーヒー生豆の選別・手焙煎・カッピング
●2017年12月2日(土)~3日(日)
●2018年1月4日(月)~5日(火)
●2018年1月27日(土)~28日(日)
訪問するコーヒー生産地:べンゲット州カパンガン町、キブガン町、トゥブライ町のいずれか
集合場所:バギオ市シェア&ゲストハウス TALA
(25 J. Felipe Street, Gibraltar, Baguio City)
参加費:1日のみ1,600ペソ、2日2,800ペソ(交通費、昼食、おみやげコーヒー付き)
※シェア&ゲストハウスTALAでのご宿泊は含まれていません。
https://www.tala-guesthouse.org/
お問い合わせ/お申し込み: cordigreen@gmail.com / +639285218124
フィリピンがコーヒー生産地だって知っていますか?
最近、日本でもインドネシアやベトナムなど、東南アジア産のコーヒーを見かけませんか?東南アジアの新興国では実はコーヒー生産がとても盛んなのです。コーヒーと言えば、南米やアフリカ産と思っているあなたの常識を覆すような、とってもおいしいコーヒーが、東南アジアの国々では次々と生産されています。
そんな中でもフィリピンは新しい生産地のひとつ。標高が高ければ高いほど香り高いコーヒーが獲れるというのがコーヒー界の通説ですが、ルソン北部の山岳地方はまさにその条件にぴったりの高地。先住民族の人たちが先祖代々育ててきたコーヒーが、「意外においしいではないか!?」 と、いまルソン北部産のコーヒーが大注目を浴びています!
NGOがサポートするフェアトレード・コーヒー
山岳地方の中心の町・バギオ市の環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)」は、自然を守りながら、そこに暮らす貧しい山岳民族の人々のサポートをするにはどうしたらいいかと考え、アグロフォレストリー(森林農法)でのコーヒーの木の植林を2005年にスタートしました。今までに20以上の村々で村人たちに苗木を分け、コーヒーの木の育て方を教え、一緒に植林をしてきました。
コーヒーの木は、植えてから約3年でかわいい赤い実をつけはじめ、5年目くらいから本格的な収穫が始まります。CGNでは、農家さんが大切に大切に育ててきたコーヒーが、きちんと農家さんの収入につながるように、フェアトレードでの日本への輸出を始めました。京都のSISAM FAIR TRADE + designのショップでSISAM COFFEEとして販売中の他、国際協力NGOわかちあいプロジェクトのオンラインショップでも販売しています。