<CGNインターン・西村美里>
2015年8月18日、コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)の事業地のひとつ、トゥブライ町コロス集落にて植林体験をしました!
作業としては穴を掘り、その中にコーヒーの苗と堆肥とを入れ、土を被せる。お話しをしながら、時には歌を歌いながら楽しそうに植林をされていく農家の皆さまですが、私たち参加者は急な傾斜の中、息を切らして黙々と作業をするというなんとも不思議な光景…
CGNスタッフから丁寧に、植え方についてレクチャーをしていただきました。
斜面から転げ落ちないように気を付けて…
来年には立派な実をつけてくれていることを願うばかりです。
ここでコロス集落に関する情報を少し。
少し遡り2009年10月、この年の台風によってこの地域を含めフィリピン全土が大きなダメージを受けました。集落の中心の一部が流される大惨事だったそうです。その後、国の政策によりたくさんの再定住地が建設されましたが、自分の生まれ育った土地を手放せず、ほとんどの人が残って地域の復興に努めたという話も聞き、人々の故郷に対する思い入れの強さを再確認しました。
台風以前は焼畑農と金鉱によって現金収入を得ていたこの地域に、CGNが参入したのが2010年10月。日本の認定NPO法人「WE21」の協力を得て、コーヒー栽培技術、有機農法などについてのセミナーの開催や苗木の支給を行う一方で、学校での環境教育も行い、住民ののコーヒー栽培や環境に対する意識向上を目指しました。
そして、当初は10人ほどであったメンバーも現在は25人を越えるまでになりました。
ここ、コロス集落ではコーヒー豆の植樹からから加工までをすべて行っています。
そして集落のリーダーであるフェリーさんはコーヒー豆の品質向上にかなり力を入れていらっしゃる農家さんのうちのひとりで、コーヒーの成長に欠かせない堆肥の管理だけでなく、虫よけのために自家製の木酢を作ったりと、意欲的に活動されています。
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