コーヒーとシイタケ
2015年。
昨年よりも忙しく、ワークショップに次ぐワークショップで各所の生産地に訪問させていただきました。
そんな日々の中、またまたエアロプレスのチャンピオンシップの審査員依頼を受けました。
動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=3owsrI4c9ig&feature=share
今回は、前回よりもずっとずっと多い参加者で、午後8時に始まったチャンピオンシップは午前2時に終了しました。
6時間立て続けにコーヒーをすすりにすすり、評価しました。
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昨年以上にすごい盛り上がりを見せた今回のエアロプレスのチャンピオンシップ。
1位になった女性の方は、4月に行われたシアトルでの世界大会に出場しました。
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そして、なんとなんと、第3位になったのです!
このニュースはとっても嬉しかったです。
生産国のバリスタが、消費国の強豪を抑えて3位。
素晴らしいことです。今後も頑張って欲しいですね。
コーヒーの花を乾燥させると美味しいコーヒーブロッサムティができるよ、と先日フィリピンに来たブルーボトル・コーヒーのトレーナーが言っていたのを思い出して、それじゃやってみよう。と思い立ち、花を収穫。
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ちょうど季節外れの雨が降り、花が咲いてしまったコーヒーの木から採取したので、実際の収穫期には影響しません。
収穫した花を日陰で乾燥させること3日間。
試飲してみました。うーん、美味しい。美味しいけど、なんか物足りないね。ということで、蜂蜜を入れてみました。おぉ、いいね。
コーヒーブロッサム・ティ完成です。
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ジャスミンのような香りと蜂蜜の甘みと酸味がとってもいいバランスです。
生産地ならではの実験でした。
あっ、先ほど紹介したブルーボトルの人が、ぼくの記事を書いてくれました。
恥ずかしいけど、ちょっと嬉しいです。ありがとう。
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CGNのプロジェクト地で、苗場作り開始です。
発芽ベッドの建設から始まり、砂をまいて、沸騰したお湯でその砂を消毒。
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冷ましてから、農家の皆さんと種を蒔きました。
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もうそろそろ発芽するよーという報告をつい先日受けました。
今月中にポットに移し替えると思います。
いい苗木ができるといいなぁー。
苗場作りのついでに、実験も始めました。
大学では、アグロフォレストリーを学んでいたぼくですが、あまり真面目な生徒ではなかったと思います。ほとんど毎日、各産地へ赴き、担当の先生には「すいません今回も休みます」と迷惑かけてばかりでした。でも、たくさんのことを学びました。卒業もできましたし、イェイ。その成果といいますか、応用を行うことにしたのです。それは、シイタケとコーヒーのアグロフォレストリー・システムの構築です。
コーヒーはご存知の通り、シェードツリーの下で育ちます。だから、森林再生において、コーヒーはとっても貴重な収入源になるのですが、やはりコーヒーだけでは足りません。そこで、そのシェードツリーとコーヒーのさらに下で、シイタケを育てれば、良い収入源になるのではと思い実験を始めています。
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シイタケはホダ木となる材料が必要になりますが、それは、年に一回行うシェードツリーの剪定で入手できます。シイタケはここフィリピンでは結構良い値段で取引されているので、十分な収入源になりますし、一度シイタケ菌がホダ木に着床すると、2−3年は継続的に収穫できます。4月頃に、コマつけを行ったので、うまくいけば、次のコーヒーの収穫期には、最初のシイタケが採取できます。
うまくいけばいいなぁ〜。
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トゥブライの町長からコーヒーの精選工場の監修依頼を受けました。通常は、各農家さんがコーヒーを生豆まで仕上げて、販売するわけですが、それをすると各農家さんで違う品質のコーヒーが出来上がってしまいます。そこで、コーヒーの実を買い付けして、一気に精選をおこなうことによって品質の安定を試みようとしているのが、このトゥブライ町です。建物はほぼできており、加工場と建物内のレイアウトを提案しました。
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今年の収穫期前には出来上がるようにしています。徐々に徐々に品質に対する意識が向上しているのを感じています。フィリピンで最高のコーヒー豆ができることを目指して、今後も関わっていく予定です。
フィリピン滞在最後のワークショップを行いました。
最後のワークショップはコーヒー大好きな人たちを集めて、CGNのオフィス内にあるカフェで行いました。当初は10人ぐらいかなぁ、なんて思っていたら、結局その倍以上の人が参加しました。
コーヒーの基本的な情報と、ちょっと専門的なお話。そして抽出のワークショップを行いました。
あー、これで最後かぁなんて思いながら、楽しんで行いました。
結局、数えてみると40回以上のワークショップを産地で、カフェで、大学で行っていました。
いやー、頑張りました。
なんにしても、マニラでは、品質にこだわったコーヒー屋さんが次から次へと出来上がっている昨今、ここバギオでは、まだ見受けられません。このコーヒー大好きな人たちの中からそういった人が出てくることを願いつつ、終始笑いに包まれながら、最後のワークショップ終了です。
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