日本の環境NGO「マナラボー環境と平和のための学びデザイン」とともに2018-2019年におこなった苗木の実験的生産プロジェクト「フィリピンのコーヒー育苗による森林保全」でCGNとパートナーを組みました。この事業では、バリリ村のほかにベンゲット州のトゥブライ町、マウンテン州タジャン町の3か所の、気象や地理条件の違う3か所で、ワールド・コーヒー・リサーチ(WCR)が検査したコーディリエラ地方で現在生育しているアラビカコーヒーの品種のうち、どの品種がよく育つかを調査するプロジェクトでした。
とくに地方で「モンドノーボ」と呼ばれていた品種がWCRの検査の結果、カティモールという品種であることが判明したことから、この品種がどういった栽培条件でうまく生育するかを調査することを目標としました。
プロジェクトはマンカヤン町の警察署、ラ・トリニダード町のベンゲット州国立大学(BSU)なども協力して苗木づくりの指導を行った。
インドネシアから持続可能なコーヒー生産の専門家であるエコ・ポロウディ氏を招へいし、苗木づくりの講習会を実施した。